「練習とは◯◯である」と思った話

指導・クラス担当

毎週日曜日の午後。

禅道会小金井道場(以下、道場)ではMMAクラスが行われています。

毎回多くの道場生が集まり、打撃と組技を楽しんで練習します。

このクラスが始まって、もう3年くらいになるのかな。

久しぶりに「ミット」を持ってもらった

先日の練習で、久しぶりに「ミット」を持ってもらいました。

「ミット」とは野球の道具ではなく…ここでは格闘技で使う練習道具を指します。

持ち手が構えたミットに、パンチやキックを打っていくという練習です。

パンチ・キックのフォームや威力を高めるのはもちろん、反射神経も鍛えられるので、打撃ありの競技には欠かせません。

嬉しいことに新入会者も増えており、ここ最近はミットを持つ専門でした。

ミットに全力で打撃を打ち込み、息が上がったけど「楽しい!」と感じたのです。

なぜミットはきつくて、そして楽しいのか?

やり方次第ではありますが、ミットがサンドバッグと異なるのは「持ち手のペースで進む」という点です。

打つ方(練習する側)としては、

・この後どんなペースで進むのか
・何を打つのか?

全く予測できません。

それゆえにキツくて、そして楽しいのだと思います。

「練習とは息上げである」と改めて思う今日この頃

なんだかんだ「スタミナ」って大事で、バテてしまっては使える技も使えません。

そういう意味では、「練習とは息上げである」と改めて思います。

練習の中で1回でも良いから心拍数をガッと上げるべきで、息が上がった状態で使える技こそが本当に身についた技です。

そういった思いから、私が担当するクラスでは息を上げるためのメニューを取り入れています。

打撃のミットで息を上げてから寝技スパーを行うと、これまたしんどいですが、色々と気づきがあります。

自身で実際に試しながらメニューを考えよう

練習に参加される道場生の方は、皆例外なくタフです。

たまに一般人の体力というものが分からなくなるという(笑)

この間、道場に体験の方がいらしてくれたのですが、わりと早々にバテてしまいました。

そりゃそうなんですが、改めて普段から練習している方は強いなと気づきました。

私はメニューを考えるわけですが「俺はこれをこなせるのか?」と思うこともしばしば。

これからは自身でも練習に混ざりながら、効果的なメニューを考えていこうと思いました。

なんにせよ、夢中で身体を動かすことは素晴らしいです!