あまのじゃくと「国宝」

あまのじゃくと「国宝」 観た映画

年齢を重ねることは悪いこと(ばかり)ではありません。

自分の性格というものが分かって来るからです。

前から薄々と気付いていたのは、私が極度の「天邪鬼(あまのじゃく)」だということ。

【天邪鬼】多数派の意見にはいつも乗れない…

思えば、多くの人が賛同する意見にはいつも乗れません。

常にその逆を選びたくなるのです。

「行列ができる人気のラーメン屋さん」という話題で盛り上がっていると、「絶対行かねぇ!」と脊髄反射の如く思ったり。(行列なんて並んでたまるか)

「これやったほうが良いよ。皆やってるよ」とか言われた日には、「絶対やらねぇ!!」と心に誓ったり…。(皆やってるってどこで調べたんだ)

流行とかっていうのも苦手。人気があるものとないものがあった場合、人気がないほうを選んでみたくなります。

要は、たいへんに面倒くさい性格なんです。(苦笑)

皆が口を揃えて絶賛する「国宝」

昨年から公開され、日本中が絶賛する映画が「国宝」です。

邦画の実写作品で興行収入歴代1位を記録しました。

メディアが、周りの人々が「国宝良かったよ!」「国宝凄いよ!」と口を揃えます。

意地でも観るか!観たら負け

アメリカの作家・アール・ナイチンゲールの言葉に「一般大衆は常に間違う」というものがあります。

こうなると、天邪鬼としては「意地でも観てたまるか」となります。(笑)

もし、「これから「国宝」の上映会を行います」となったら、「次があるんで」とか言ってその場を去るでしょう。

観たら負け、くらいに思っているのかも。一体何と戦ってるんだか…。

「多数vs少数」「一人で戦う」に燃える?

SF映画とかで、宇宙からの侵略者に周りが感染(?)するなか主人公が1人で戦う、といったシチュエーションが割と好きです。(具体的な作品名はわからない)

また小学校の頃、こんなことがありました。

修学旅行の2日目の行き先を決めるクラス会議。

「東京・浅草派」と「横浜・中華街派」に分かれ、私は横浜・中華街派でした。

(初日が東京ディズニーランドだったので)

最初はほぼ半々の人数だったのですが、回を重ねるごとに東京・浅草派が増えていったのです。

今思えば、裏で買収工作があったのでしょう。まったく大人も子供も汚いこと考えるのは変わりませんw。

大多数の東京派と、少数の横浜派。でも私はこの状況になぜか一層燃えました

このように、「多数vs少数」「一人で戦う」といったことが好きなのかなと。

たとえ周りが「国宝」に感染した(?)としても、自分は戦う!

(ほんとまったく何と戦っているのかわからん)

こうなったら一度自分の目で確かめてやる…

ある日の午後、出張施術の帰りに西武線に乗っていたところ、ふと「時間もあるし映画館に行こう」と思いました。

何を観ようか選んでいたら「国宝」の文字が。

正体」のときもそうでしたが、やはり決めつけは良くないはず。

こうなったら、一度自分の目で確かめてやる!

そう決めて、所沢駅に降りました。

お客さんの数が凄い…

「国宝」が大人気とはいえ、公開から半年以上も経っています。

予想ではガラガラで席も選びたい放題…かと思ったら、ぎっしり人が入っていました

この中にはきっとリピーターもいるのでしょう。

関係ない!自分は「国宝」という映画を冷静な目で観てやる。

つまらなかったら、「私はつまらなかった」と正直に周りに話そう。

最高すぎた!「国宝」ヤバい

いや、完全にやられました。

物語が始まった途端、スクリーンに釘付け。

私のしょうもない考えはどっか飛んでいき、物語の中にどっぷり没入することに。

俳優の圧倒的な演技と、あまりに美しすぎる映像と音楽。

「歌舞伎」を舞台にした30年以上に渡る生々しい人間ドラマに、引き込まれずにはいられませんでした。

3時間がこんなあっという間に過ぎるとは。

端的に言って「国宝」最高すぎました!

ラッパ我リヤみたく、「やばすぎるぜ、やばすぎるぜ」という言葉が頭の中でループします。

2度、3度と観たくなったのはいうまでもありません。もう一回映画館行こうかな。

考え直すことは思考的柔軟性【THINK AGAIN】

アメリカの心理学者アダム・グラントという方が書いた「THINK AGAIN」という本があります。

本書のテーマは「思い込みを捨てる」というもの。

人の思い込みには、説得しようとする「牧師モード」、人の間違いを指摘しようとする「検察モード」、人々を味方につけようとする「政治家モード」の3種類が存在すると言っています。

私の場合は、多数派意見を無条件で嫌がる「天邪鬼モード」といったところでしょうか。

こういった思い込みは、自身の見解が間違っていると再考しなくなる危険性がある。

したがって、能動的に偏見を持たない「科学者的な思考」を持つべきだとも述べています。

本書では、発想や意見を変えることは弱さではなく、「思考的柔軟性」であると解説しています。

当たり前のことですが、思い込みはできるだけ避けるに越したことはないでしょう。

素晴らしい映画に出会う機会を逃す危険性があります。

「国宝」おすすめです!!

多くの人が「良い」と言う事柄には、きっと何かがあります。

偏見を捨て、思考的柔軟性を持ってそれらに触れてみましょう!

多数も少数も関係ありません!意地なんて張るべきではないはず。

「国宝」超おすすめです!まだ観ていないという方は、ぜひ映画館に足を運んで鑑賞してみてください!