今回は、私が長年悩んできたある悩みと、改善した方法についてお話します。
女性に多い悩みと言われることもありますし、スマホやPC作業が原因で引き起こる痛みでもあります。
後述しますが、ことあるごとに苦しめられてきました…。
「なんで、こんなことになるんだ」と何度思ったか分かりません。
涙なしでは語れない、戦いの歴史でもあります!
ぜひ参考にしてみてくださいね。
(中島みゆきさんの【地上の星】をバックグランドで流してお読みくださいw)
思い出すだけで嫌気が差す!「片頭痛」という悩み
片頭痛(へんずつう)という言葉を聞いたことはありますか?

不意に訪れる、ズキンズキンと脈打つ頭の痛みで、
- 目がチカチカする(閃輝暗点:せんきあんてん)
- 目の焦点が合わなくなる
- 吐き気を催す
- 身体を動かすと痛みが増す
- 夢の中にいるような違和感
などの症状を伴います。
はっきりとした原因は分かっていません。
女性で片頭痛に悩む人が多いことから、「女性ホルモンが関係している」という説もあるようです。
いうまでもなく、生活に大きな支障を伴います。
ここ一番と言う日や、大事な日、楽しみにしていた日に片頭痛になってしまったら、たまったもんじゃありませんよ。
でも…今まで私は「たまったもんじゃない」思いをたくさんしてきたのでした。
大事な時に限ってやってくる「あいつ」
はじめて片頭痛になったのはいつのことか、ちょっと覚えていません。
ある時から「目の焦点が合わなくなって、頭が痛みだす」という経験をするようになりました。
最初は頭痛だと意識することもなかったかなぁ。
一時の不調かなと片づけていました。
パソコンのディスプレイに表示された文字や、駅の電光掲示板の文字が「見えなくなる」んです。
ずれるっていう表現が正しいのか。
その後、目の中にギザギザした物体が現れ、チカチカ点滅します。
「閃輝暗点(せんきあんてん)」と呼ぶそうです。

何度か遭遇するうちに、「さすがにこれは偶然ではない」と気づきました。
文字がずれたときは、「あいつが来た」と思うようになったのです。
あいつって、来てほしくない時に限ってくるんですよね。
集中したいときや、これから楽しい時間が始まるって時に来る。

あいつが来た時は、1日潰れたと覚悟しました。
痛みがなかなか引かないので、動きたくないんですよ。
午前中にやってきたときはもう最悪…。
発症時の共通点が無く、原因は分からず
「〇〇だと頭痛が襲ってくる」など共通点や条件が解れば対処できるのですが、全く見えず…。
一時期は「睡眠が原因なのでは」と寝る状況を改善したり、早寝早起きを心がけたりしました。
幾分か良くなった気はしましたが、やっぱり笑顔のあいつがやってくるのです。
PCやスマホを見過ぎると頭痛になる気がしたので、適度に休憩を取ることを心がけました。
でも疲れた時や、気を抜いた時に、見たくもないあいつがやってきます…。
同じような症状に悩んでいる方から「それ、片頭痛じゃない?」と教えられてからは、片頭痛に関する知識を得たりしました。
ただ、前述したようにはっきりとした原因は不明なのです。
他人から見えない・理解されない辛さ
片頭痛になって目がチカチカしていても、外からは見えないので理解されにくいのが辛いです。
他人からしたら「急に元気なくなったけど、どうしたの?」と思うかもしれません。
私だって元気に振る舞いたいですが、あいつが来てしまってどうしようもない。
片頭痛持ちの方は理解できても、他の方には分かってもらえないようです。
「片頭痛が襲ってくるかも」常に警戒するようになる
片頭痛になってしまった際は、頭痛薬を飲むことで対処していました。
頭痛が消えるまでの時間を短くすることができました。
そこからは、「イブクイック」を常に持ち歩くように。
「狙い撃ち、バキューン!!」
…あ、それ違うCMだ。
有り難いことに持病も全くありませんし、我ながらそこそこ健康体かなと。
1つくらい常備薬的なものがあっても良いかなと思いました。
頭痛薬が効かない?どうする?
目などに負担がかかり過ぎないように注意し、頭痛になってしまったら頭痛薬を飲む。
長く付き合っていくしかないと思っていました。
これで辛い時間が最小限に済むなら、アリかなと。
しかし、完全ではありませんでした。
その時期は気圧の関係なのか疲れなのか、片頭痛が頻発していました。
夜に片頭痛が襲ってきたので、頭痛薬を飲んで就寝。
朝にはスッキリしてる…はずでした。
朝起きた瞬間に「ずれている」のです。
片頭痛になる前兆が現れていました。
頭痛薬飲んだのに…睡眠取ったのに…。
さすがに心折れるわ。
「どうしよう」途方に暮れました。
「鍼灸」しかないぞ
(バックグランドを、ドラマ【下町ロケット】のメインテーマに切り替えましょうw)
「だがこれだけは言っておくぞ。どんな難問にもかならず答えはある」(佃航平 )
もうこれに賭けるしかない。
「鍼灸(はりきゅう)」の力に賭けるしかないと思いました。

鍼灸とは東洋医学の代表的な技術で、鍼やお灸でツボを刺激することで、
- 血流改善
- 自律神経の調整
- 炎症を抑える
などの効果を発揮します。
片頭痛に対する鍼灸施術は、当然何度も試しました。
頭頂部(頭のてっぺん)や後頭部に鍼を行うと効くと言われることが多いです。
ただ思うように効果が出なかったんですよ。
「ここで片頭痛をやっつけられなかったら、もう先はない」そんな決意。
鍼を片手に色々やった結果、ある部分を緩めることで目がパッと明るくなり、痛みも0に。
その後、継続して鍼をすることで片頭痛は全く出なくなりました!
この後ご紹介しますので、参考にしてください。
片頭痛予防のために、「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)」を緩めよう
人の頚部(首)には、「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)」と名付けられた筋肉が存在します。
真横を向いたときにボコッと浮き出る細長い筋肉で、耳から鎖骨かけて斜めにくっついています。

あのほんと、写真の顔はさておき(笑)
ラインを引いてみたので、少しイメージしやすいかなと。
胸鎖乳突筋を緩めることで、片頭痛の改善や予防に効果があります!
痛みそのものの改善にも効果がありますが、できることなら未然に防ぎたいですよね?
筋肉を指で触っていくと、ゴリゴリした部分を見つけることができると思いますので、毎日刺激してみましょう!
胸鎖乳突筋の簡単な刺激方法
この筋肉を刺激する方法は簡単です。
おすすめのやり方は2つ。
1.筋肉のゴリゴリを押しながら、ゆっくり深呼吸を10回ほど繰り返す
2.同じく筋肉のゴリゴリを押しながら、目を左右に動かす(30秒ほど)
毎日時間を見つけて上記のように刺激してみてください。
PC作業する方には特に効果的なので、お試しあれです!
胸鎖乳突筋にある鍼灸のツボ
私は現在も、胸鎖乳突筋に鍼を施しています。

絶望的に見えにくくてすみません(涙)
鍼をすると頭に方にまで血液が行き渡るのことを実感できます。
この筋肉上にもツボがあり、代表的なものは、
- 扶突(ふとつ)
- 天窓(てんそう)
- 天容(てんよう)
- 天りょう
- 天牖(てんゆう)
などです。
名前に「天」がつくツボが多いということだけ把握してもらえたら(笑)
片頭痛に悩む人にとって少しでもヒントになればと
(中島みゆきさんの【ヘッドライト・テールライト】をポチw)
今回は突然の頭の激痛「片頭痛」に関する私の実体験を綴りました。
最後にご紹介したように、胸鎖乳突筋を毎日緩めることで、ここ数か月は全く片頭痛が襲ってきていません。
以前なら閃輝暗点が起こりそうだな、という時でもチカチカは起こらず、ただただ快適です!
もちろん万人に当てはまるとは限らないのは事実ですが、私が片頭痛から解放されたのも事実。
冒頭でお話したように、長時間のスマホやPC作業が引き金になりやすいです。
思い出すだけでも嫌な痛み・片頭痛に悩んでいる方にとって少しでもヒントになれば幸いです。