「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」の注目ポイントとミニマリスト化を決意した話

ぼくたちに、もうモノは必要ない 生き方の参考になる本

めちゃくちゃ暖冬ですね!

2020年の冬は例年になく暖かく、冬という感じがしません。
もうダウンジャケット要らないんじゃないんですかね(笑)

早いもので、2020年も2月に入りました。
今年の元旦に目標は立てましたか?

ある調査によると、80%の人が、1月14日までに誓った目標や抱負を忘れてしまうのだそうです…。
年始は「よっしゃー、今年はやるぞ」と気合を入れたものの、2週間経つと普段の日常に戻ってしまうということですね。
私自身への自戒も込めてですが、立てた目標を今一度見返したいもの。

今年の目標の一つに、「物を手放してスッキリする」があります。
昨年の夏くらいから続く取り組みでして、「物を思い切り捨てて楽になる」と誓いを立てました。

ゴールへの道を迷わず進むには、やっぱり「本」ということで、吉祥寺に足を運びましたよ。
コピス吉祥寺内の本屋さんで「ミニマリスト」「シンプルライフ」とかで探しました。
んんー、カテゴリー的には「ライフスタイル」になるのかな。

たくさんある本の中で、今回手にしたのかこちらの本でした!
佐々木典士さん著、「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」です。

「ミニマリストとは何か」持たない暮らしの入門編にも最適!

物を持たない・最小限のモノで生活をする「ミニマリスト」という言葉が一般にも認知されてきましたが、この本はミニマリストの入門編としてもってこいの内容だと言えます!

著者の佐々木典士さんは、本の帯にもあるように「No.1ミニマリスト」と言える方で、東京・京都と移り住み、2020年の現在はフィリピンに住んでいらっしゃいます。

2015年に初版が発行され、世界13か国で翻訳されているということですから、世界中の人に読まれているんですね。

ユーチューブの中には、海外のミニマリスト動画もたくさんあり、「シンプルに生きよう」と考える人は世界中にいることが分かります。

この本の構成

本書は、5つの章・299ページに渡ってミニマリストについて綴られています。

  • (1章)ミニマリストとは何か?について
  • (2章)私たちの周りに物が増えてしまう原因
  • 3章)物を捨てるための具体的な方法
  • 4章)著者が物を手放すことで変わったポイント
  • 5章)幸せを「感じる」ということ

編集者出身ということもあるのか、とても読みやすい文章で、スラスラ読めますよ!

冒頭のビフォーアフター写真が衝撃的!

冒頭に、筆者がミニマリストになる前と後の写真がそれぞれ掲載されているのですが、同じ人の同じ部屋とはとても思えません!

こんな見違えるようになるなら、思い切り物を手放したくなりますよ。
(実際、この本を読み終えたあとに行動を始めるのでした)

「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」注目ポイント・参考になる考え3選

ではここから、本書の注目ポイント・参考になる考えを私目線で3つご紹介しますね。
本から目を離し、「あー、なるほどなぁ」としみじみ納得する箇所が多いです。
実際に目を通す前に、参考にしてくれましたら幸いです!

1.ミニマリストになる前となった後の、1日の違い

佐々木さんが物を溜め込んでいた時代と、物を捨てミニマリストになった後の1日の違いに注目です!
さきほどの部屋の写真と同じく、同じ人間の1日とは思えません。
ここを注目ポイントに挙げたのは、物を溜め込んでいた時代の生々しい様子が「あぁー分かるわぁ」だったから(笑)
もしかしたら、いくつかは盛って描かれているのかもしれません。
それでも、汚部屋に住んでいる男性の映像がはっきり浮かんできます。
そんな時期を経て、物を手放しスッキリした生活の空気が、文面からも伝わるというもの。
読んでいて、爽快感があります。

2.欲しかったモノは全て持っていたし、願いは叶っていた

2章では、「モノが増えすぎてしまう原因」について綴られています。

その中の、「私たちは理想と現実がかけ離れていると思いがちだが、実際は全く逆。願いは叶っているし欲しいモノだって手に入れることができている」という部分が刺さりました。

身の回りにあるのは、いつしか「欲しい」と願って手に入れたモノばかり。
ある頃から「刺激」がなくなって別のモノが欲しくなる。
結果、常に足りない部分にばかり目がいってしまう。

周りから見たらもう十分なのに、本人だけが満足していない。
これが、幸せになれないことに大きく関係していると書かれています。

モノに所有されてしまう

必要ないモノを所有したくなってしまう原因の一つが、「自分の価値を伝えるため」だと筆者は語ります。

「自分は価値があるんだ」と他社に伝える手段としてモノを手に入れ、いつしかモノが自分自身になってしまう。

すると、モノを所有していたはずが「モノに所有される」という恐ろしい事態になりかねない。
だからこそ、不要なモノを手放して、必要なモノだけ残すべきということです。

所有していたモノがだんだん大きくなり、持ち主に牙をむく様子がリアルに描かれています。
ここも注目ポイントですよ。

3.モノを捨てて変わった12のこと

ミニマリストになって変わった1日の様子の他に、気持ちの変化や心の変化について4章に詳しく書かれています。

12個の変化の中でも、

  • 生活が楽しめるようになる
  • 解放感がある
  • 人と比べなくなる

がめちゃくちゃ腑に落ちました。
生活だけでなく、気持ちにも大きな変化があるのは大事なポイントだといえます。

以上、個人的なポイント・ためになる考え3選でした。

ミニマリストの基準はない

本書の中では、ミニマリストを「自分に必要なものが分かっている」と定義されています。

一般的にミニマリストは、「最小限の少ないモノで生活している人」というニュアアンスで表現されることが多いですが、筆者いわく「ミニマリストの基準はない」とのこと。

モノを何個持っているからミニマリストじゃないとかではなく、自分の生活において本当に必要な物を把握して、それ以外を減らす人はミニマリストだということです。

まぁでも、何も置いていない部屋=ミニマリストっていうイメージは強いと思います。

2020年、生活を変えたい方におすすめ!

佐々木典士さん著「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」について綴ってきました。
素晴らしい、多くの気づきを与えてくれる本であることはいうまでもありません!

2020年も様々なことが変化する1年になりそうです。
期待もありますが、漠然と「不安」を感じる方も多いかもしれません。
そんな方こそ、この本は役に立つんじゃないかなと思っています。

きっと、日々の中で「幸せ」を感じる機会が増えるはずですよ!

今は2月。ちょうど新生活が始まる前の時期。
引っ越しの機会に、不要なモノを大量に捨てるのもアリかもしれませんね。

ぜひ手に取ってみてください!

ミニマリスト化を決意!

さて、本を最後まで読んだ私は、いてもたってもいられなくなりました。
ミニマリストになる!」と決心しました。

良くも悪くも、影響されやすい節があります…。
とことんモノを手放して、ミニマリストな人生を創ろうかなと。

冒頭にも書きましたが、 昨年からモノを手放す作業に取り組んでいます。
いずれも、本を読んで影響されました。

昨年もかなり大量にものを捨てまして、生活が楽しくなるのを感じました。
昔は片づけが苦手な人間でしたが、モノを減らしてシンプルに生きるのが合っているのかなと感じました。


2020年は、ミニマリストを極めたいと思います!