グラップリング「SIT vol.2」に出場した日

「SIT vol.2」が開催されたリバーサルジム東京スタンドアウトの様子 組技・グラップリング

3月のとある日、グラップリング(組技)の試合に出場しました。

その時の様子を綴ってみます。

大会が開催されたのは、「リバーサルジム東京スタンドアウト田町芝浦スタジオ」。

久しぶりに山手線「田町駅」あたりを訪れることに。

「おぉ、東京だ!」と思いました。一応、都内在住なんですが…。

たまには都心に出なきゃダメっすね(笑)

春らしい気候に快晴な空。歩いているだけで気持ち良いってなもんです。

勝敗は一本のみ!「SIT」

今回出場したのは、柔術家・寒河江寿泰選手が主催する「SIT」というイベントです。

現在普及しているブラジリアン柔術の試合では、ポジションやアクションごとにポイントが設けられ、もしサブミッションによる一本が極まらなかったら、ポイントによって勝敗を決します。

しかし「SIT」はポイントが撤廃され、勝敗が決するのは一本のみ。極まらなかったらドローになります。(サブオンリーと呼ばれることもある)

ヒールホールドやツイスターなど使用可能な技も多く、他のイベントと異なっているといえるでしょう。

「SIT vol.2」が開催されたリバーサルジム東京スタンドアウトの様子

試合はケージ(金網)のなかで行われます。

「リバーサルジム東京スタンドアウト田町芝浦スタジオ」ではケージが設置されており、最近は多くの大会が開催されています。

応援に行くつもりが…自身も出場することに

当初は、道場で一緒に練習している井上さんが出場するということで、応援に行くつもりでした。

ただ、大会要項を眺めているうちに「なら俺も出場してみるか」と思い、衝動的にエントリー。

ADCC東京オープンから思うところあって練習していたので、良いタイミングだったのかなと。

「アダルトエキスパート +91.5キロ」にエントリーします。

【試合】アームロックで一本勝ち

会場について、ほどなくして試合。ワクワクします。

今回は「上から攻める」をテーマにしていたのですが…。

腕十字を返されて下に…。

なんとか再び上を取れて、試合はアームロック(腕がらみ)で一本勝ちできました。

(個人的にはダブルリストロックだと思ってる)

試合に出場していない期間を含めて、本当に久しぶりの一本勝ちだったので嬉しかったです。

大会の様子が当日ライブ配信されていたようです。

こちらから

【今大会ベストバウト?】井上さんは白熱の戦いの末にドロー

そして井上さんは、大激闘の末にドローでした。

肩固めのキャッチが何度か入るも、惜しくも極まらず。

相手選手も積極的に仕掛け続けて、試合が止まりません。

個人的には、今大会ベストバウトだと思っています!

これぞグラップリング!堪能できました。

【余談】「寝技はつまらない、分からない」は嘘

最近、格闘技をやっていない人から「関節技習ってみたい」「柔術はじめたい」といった声を聞く機会があります。(傾向的に女性から聞く機会が多い)

格闘技における最大級の誤解の一つが、「格闘技をやっていない一般人に寝技はわからない」ではないでしょうか。

分からないからつまらない、だからウケない、とか。

でもそれって、多分だと思うんですよね。

そりゃ多少の知識は必要かもしれません。でもそれは他スポーツも同じなはず。

たとえ知識が0だったとしても、「痛そう」「苦しそう」くらいは分かるでしょうし(笑)

格闘技をクラブ的なノリ(?)で観る人もいれば、囲碁・将棋のようにじっくり観たい人もいる。

そう、要は人による。(当たり前か)

そして時代とともに、人々の目がだんだん肥えてきた。そういうことではないでしょうか。

大会に出た日に、ふとそんなことを思いました。

今後も試合に挑戦したい

今回「SIT vol.2」に出場して良かったです!

これからも試合に挑戦していけたらと思っています。

寝技に関して「こういうことでは?」と考えがあって、それを試合の場で試しながら仕上げていきたいなと。

そしていつか、より大きな場で戦いたいです。