何事も、長く続けていると良い出来事や嬉しい体験があるものです。
私にとって「鍼灸」も同じで、辛いことやしんどいこともたくさんありましたが、同じくらい良いこと・嬉しいことがあるなと。
「ぎっくり腰が1回で治って、とても喜ばれた」
「病院で改善が難しいと言われた痛みが、改善した」
こういった出来事に遭遇するたびに、「続けていて良かった」と思えます。
ただ先日、別の形での嬉しいことがありました。
道場で13年ぶりの再会
ある日、練習する側としてクラスに参加したら、新入会者のOさんがいました。
最初は気づかなかったのですが…、実はOさんは13年ほど前に道場に一度入会していて、私が担当していたクラスにも参加されていたそうなんです。
つまり今回、10年以上の時を経て再入会。
稽古後に話を聞いて、驚きを隠せずにはいられませんでした。
ご自身は「体重が増えた」とおっしゃっていましたが、当時とは雰囲気も変わっているのだと思います。
(それをいえば、私も当時より20キロ以上も体重が増えているし)
鍼灸の資格を取って現在は開業している
そしてOさんは、鍼灸の国家資格を取得して現在は開業されています。
まさか同じ職種だとは思わなかった!2つ目の驚きが来ました!
Oさんが鍼灸師を志したきっかけの1つは、病気になったことなんだそうです。
病気を機に鍼灸に興味を持ち、20代後半で専門学校に通い始め、そして見事に資格を取得。
自身の経験をもとに、考えをしっかり形にするっていうのが、シンプルに凄いと思う。
あらためて、仕事などを始めるきっかけは人それぞれですね。
これは予想ですが、きっと学校の試験などもしっかり点数取って、危なげなく卒業したのでしょう。
私はテストでは赤点の連続で「辞めたい」と何度も思いましたし、社会人から入学した同級生に「馬鹿に医療は無理だ」と暗に罵倒されましたが(笑)
(ちなみに、その同級生はもう鍼灸やっていないと思う)
まぁ、それはいいとして。
鍼灸師になったもう一つのきっかけが…
そしてOさんが鍼灸師に興味を持った、もう一つのきっかけが「私の鍼灸治療を受けたから」だそうです。
当時、道場でOさんが怪我かなにかした際に、私が鍼で治療したのだとか。
すみません、正直そのことは全く覚えていませんでした。
どこに惹かれたのかは詳しく存じませんが「鍼灸って良い!」と思い、自身の病気を機に鍼灸師を目指した、とおっしゃっていました。
私は今も施術時は必死ですが、当時はもっと必死だったんだろうなと推測。
Oさんの話を聞いて、凄く嬉しかったです!
少なくとも私が行った治療が全く効果なかったとしたら、惹かれることはないと思うし。
鍼灸に対して悪いイメージを与えずに済んで、ほっとしたっていうのもあります(笑)
長く続けていると良いことは確かにある
どんな物事も、長く続けていれば良いことがあります。
こういった再会や思わぬエピソードを聞けるのも、良い出来事の1つですね。
「バカには無理だ」と罵倒された頃に、諦めなくて良かった(笑)
また頑張っていこう!と思えた夜でした。