先日、出張鍼灸施術で「板橋駅」周辺に訪れました。
施術でこの駅に訪れることが多いなと。
(夕方に来るのは久しぶりかも)
駅の改良工事が行われており、また様子が大きく変わるようです。
忘備録を兼ねて、施術の様子を綴っておこうと思います。
【本当にある】くしゃみでぎっくり腰を発症してしまった男性の施術
今回の利用者様(患者)は、男性の方でした。
約1年ぶりの再会。
前回もぎっくり腰の治療でお邪魔しました。
こうやって見返すことができるというメリットがあるので、定期的にブログは綴っておくものです。
その時は「委中」というツボが効いて、激痛を改善できました。
今回は、花粉症に悩まされる中、「くしゃみ」をしたタイミングでぎっくり腰を発症してしまったとのこと。
本当にあるというか意外に多いんです、くしゃみで腰を痛めるケースって。
花粉症の隠れたリスクを警戒せずにはいられません。
この1年間はぎっくり腰にならずに過ごせたとのこと。
前回レクチャーさせて頂いたツボ刺激法を定期的に実践して頂いていたようで、凄く嬉しかったです!
前に屈むと痛い・起き上がる時に痛い
症状としては、前に屈む時と起き上がる時に痛みが強いです。
また、まっすぐ立つのが辛そうな様子。
発症してから1日経っても、痛みはほとんど軽減していないとのこと。
身体を反らす動きはほとんど痛くありません。
(本当にぎっくり腰の症状は千差万別)
しっかり施術を行い、改善を図りたいと思います!
【施術開始】あくまで自然治癒力を活かす事が大事
さっそく施術を開始します。
定期的に施術を見直しているつもりですが、最近「施術そのものが痛みを治す」と大きな勘違いをしていたことに気づきました。
痛みを早く治そうと、つい強めの刺激を求めてしまう。
それでは、患者さんによっては負担を感じてしまいますよね……。
痛みを治すのはあくまで患者さんの自然治癒力に他なりません。
施術はあくまでその力を引き出す役割でしかないはず。
とんでもない誤断をしていて、恥ずかしい限りですが…。
「ソフトな施術で自然治癒力を最大限に活かす」
このことを念頭に施術を進めます。
膝の裏と足首を緩めます
最初に、膝の裏と足首を緩めます。
腰が痛い方の施術の鉄板パターン。
腰痛やぎっくり腰には、膝や足首が密接に関係しているもの。
(クッションの役割なので、膝や足首が凝って固いと腰にも衝撃が伝わりますよね)
脚部をゆっくり動かしながら、各ツボをソフトに刺激していきます。
腰部に鍼を行います
ここで、腰部に鍼を行います。
※許可を頂いて撮影
鍼を浅く刺して、少し時間を置きます。
併せて、脇腹にあるツボにも刺鍼。
ここで一旦痛みの様子を確認します。
寝たところから起き上がる動作はかなりスムーズになりました。
立った姿勢も、かなり真っ直ぐで楽そうです!
お腹のツボを使って緩めます
ここから仰向けになって頂き、お腹のツボを優しく刺激します。
花粉症にも悩まされているとのことなので、内臓機能を活性化できたらと思います。
(花粉症の時は、みぞおち付近を温めると効果あり)
何箇所か細い鍼を打つと、お腹が「グルグル」と鳴りました。
併せて、脛付近のツボにも鍼を打ってみます。
※許可をいただき撮影
この後に骨盤付近のツボを使って緩めて、様子を見てみます。
前屈時の痛みは肩を調整することで改善できる
全体的に痛みはかなり改善されましたが、前屈時の痛みはまだ残っています。
20°くらいまでしか身体を曲げられません。
ここで、肩関節を調整します。
すると、約90°まで前屈できるようになりました。
仕上げの施術を行い終了です。
笑顔になってもらえてよかった!
全快とはなりませんでしたが、日常生活に支障がないくらいまで改善されました。
明日以降、本格的に効果が出てくるはず。
何より、笑顔になってもらえたのが嬉しかったです!
充実感を感じながら帰宅しました。
(帰りに新宿駅で、ガタイの良いタレントさん発見。名前なんだっけ…?)
忙しい時期ですが、元気な身体で過ごしましょう。