映画「名付けようのない踊り」田中泯さんの生き様

観た映画

こんにちは!

この間も雪が降りましたが、もう日中は暖かいですね。
そろそろ春の訪れも近いような気がします。

今回は、最近観た映画について簡単に綴っておこうかなと。

強面の俳優だと思っていたら…田中泯さんは世界的なダンサーである

年齢でしょうか?
このところ、自分の考えだとか価値観がガラッと変わっている気がするっちゅうか。

これはこれでアリというか、だから人生面白いんでしょうけど。
なんだろうなぁと思っていた時に、「田中泯さん」が出演されているドラマを観ました。

様々な映画やドラマで目にしていて、てっきり強面の俳優の方だと思っていて。
「羊の木」という映画では、出所して富山で生活する組長さんを演じていました。

ふと気になって調べたら、世界的なダンサーだと知ることに。
それも既成のジャンルに属さず、独自のダンスを何十年も続けている。
反射的に「もっと知りたい」という気になってしまいました。

たまたま、田中泯さんの生き様を描いたドキュメンタリー映画が上映中だと知り、観に行くことにしたのでした。

テアトルシネマグループの映画館は初かも

上映しているのは、有楽町にあるテアトルシネマグループの映画館。

考えたら、これまでTOHOシネマにしか足を運んでいなかった気がする。
当たり前ですが、作品のラインナップや雰囲気が大きく異なりますね。
異なる配給会社の映画館を巡るのも面白いかもです!

決して大きな映画館ではないですが、客席はかなり埋まっていました。

「場を踊る」田中泯さんの生き様

映画の内容は、田中泯さんの生きる姿を2年間に渡って追ったドキュメント。

日本国内はもちろん、パリやポルトガルなどで踊り続けます。

田中泯さんの踊りは「場踊り」といって、様々な場所で踊り(ダンス)を展開します。
独自のダンスを追求し始めたのは1974年。
既存のダンスや踊りに違和感を覚えたのでした。

1978年、田中泯さんが33歳の時に海外で初めてダンスを披露しました。
どのジャンルにも属さない、見たこともない孤高のダンスは人々に大きな衝撃を与えることに。

76歳を迎えた現在まで、世界各国で踊り続けています。

ダンスや踊りのことは詳しくない私でも、なぜか引き込まれる感覚を覚えました。
何より生き方と言うか、考え方がかっこいい!

「常識に縛られない」

言葉にするのは簡単ですが、なかなか実践できることじゃない。
この映画には、常識から自由になるヒントがあるような気がする。
うまく言葉にはできませんが、そんなことを思いました。

映画の途中に、田中泯さんの幼少期の様子がアニメーションで描かれています。
また途中で、踊りの身体作りのための農業を営むシーンも入っています。

田中泯さんの生き様が分かる一作。
予告編にもあるように、映画が一つの「旅」なのかなと。

色んな価値観・表現方法がある!大変良い時間でした

「名付けようのない踊り」をスクリーンで観れて良かったです!

価値観や考え方について考えていたところで、たまたま目に入った映画。
衝撃を受けたし、何か触発された気がしました。

どうしても常識に当てはめたり、既存の枠の中にはめようとしてしまいがち。
そうではなく、もっと色んな価値観や表現方法がある。

そんなことに気付かされた映画でした。