こんにちは。
早いもので、もうすぐ11月です。
ここ数年は簡易的に日記的なものをほぼ毎日つけておりまして。(よく日付が飛びますが)
先日片付けした時に去年の日記的なものを発見しました。
「片付け時あるある」ですが、手を止めて読みますよね(笑)
去年の今頃は、まさか2020年がこんなことになるとは思わなかった…。
きっと誰しもそうかなと。
この先だって、いつ何が起こるか分からないのは間違いないですよね。
世の中の流れ、価値観の移り変わりは以上に速いです。
今回は、私が思ったことを簡単に綴ります。
「○○みたいになりたい」とか「憧れ」を大事にしがちだけど
物事を知ったり、始めるきっかけは「憧れ」とか「夢」ですよね。
それはテレビやネット、はたまた周りの人かもしれません。
「テレビで観た○○みたいになりたい!」こういった気持からアイドルや歌手を目指すのはテンプレートです。
かくいう私もそうでしたので(笑)
昔テレビで観た格闘家やプロレスラーに憧れて、格闘技を続けています。
憧れの気持ちは人一倍強かったかなと。
ただ、最近思います。
憧れってそんなに大事でしょうか?
実はマイナスの面も多いんじゃないかと感じるのです。
「尊敬する気持ち」とかもそう。
強すぎるのは色々と問題あると思います。
「憧れ」「尊敬」が強すぎるデメリット
ではここから、憧れや尊敬が強すぎるデメリットをいくつか挙げてみます。
1.結局その人にはなれない(自分を否定する気持ちを生む)
「憧れの○○さんのようになりたい」と強く願っても、結局その人にはなれないのです。
私も「鈴木みのる」になりたくて強さを目指しました。
入場曲に「風になれ」を選びました。(いわば御法度、よくできたよなぁ…)
試合当日、頭にラインを入れたりもした。
でも、鈴木みのるにはなれませんでした!(当たり前ですよね)
あなたはあなた、その人はその人です。
でも憧れが強すぎると、そんな当たり前のことを忘れてしまいがち。
憧れの人との違いから、自分を否定する気持ちに陥ってしまうのです。
比較することに何の意味もありません。
2.考えること・疑うことをしなくなる
尊敬する人が言う事はなんでも正しい、と思考停止に陥ってしまうのもデメリットの一つ。
「自分で考える」ことをしなくなるのです。
尊敬する人だって、トンチンカンなこと言っているかもしれません。
実際に言っているでしょう(笑)
憧れの人が行った方法が、必ず正しいなんてありえないのです。
極論、「たまたま上手くいっただけ」かなと。
何の再現性もありません。
3.「越えてやる」という気持ちが無くなってしまう
憧れの人のようになるのが目的になってしまうと、「いつか越えてやる」という気持ちが無くなってしまうでしょう。
どんな道であれ、いつかはその人を越えなければいけないはず。
上を目指す・上達するならなおさらね。
牙を折られてどうする?という話ですね。
憧れと一緒になる、同化してはいけないはずです。
4.懐古主義に陥りがち
「昔はよかった」と、人間誰しも思う時があります。
でも懐古主義ではいつまで経っても前には進めません。
「憧れ」と「懐古主義」は密接な関係があると思っています。
憧れを抱いた時の気持ちが強すぎて、前に進めなくなるのです。
最近、すっと腑に落ちたのは、
「本当は過去も未来も存在しない。時間の流れは幻想だ。」
という言葉。
過去に生きている人も未来に生きている人もいないわけで。
現在に生きるしかないわけですよね?
なら過去も未来も、実際は無いのではと思い始めました。
憧れた過去の姿があろうがなかろうが、今は今。
さっさと捨てて今を大切にいきましょう。
「○○さんが言っていたから」は禁句なはず【格闘技あるある】
かれこれ長いこと格闘技の練習を続けていますが、意外と多いんですよねぇ。
「虎の威を借りる狐」みたいな人間が。
「○○さんと練習している」とか自慢げにいう奴。
「だから俺も強いんだ」というニュアンスなんでしょうが、そういう人間に限って強くない。
これも「憧れが強すぎ」「尊敬しすぎ」に関連していると思います。
同様に「○○さんが言っていたから」と口にする人間もいますが…。
それ、禁句でしょ?
「私は自分の頭で考えていません」と言っているのと同じだと思うのですが。
「○○さんに教わった」と頑なにこだわる人もいます。
大事なことですが、そこで止まっているケースが多いんですよね。
先述したように、疑ったりしないっていう。
確かに技術をレクチャーした側にしたら、覚えていてくれるのは嬉しいことです。
ただ、上達するには絶えずアップデートしていかなくてはいけないので。
「もっと良い方法があるよ」と古い方法を(良い意味で)否定することが欠かせませんよね。
ナンバーワン・オンリーワンを目指すなら憧れから離れるべき
もちろん最初は「憧れ」「尊敬」から物事を始めるのはありでしょう。
でもそこで止まっていては成長できません。
「守・破・離」という言葉があるように、いつかは破って離れなければならないはずです。
ナンバーワン・オンリーワンを目指すなら、なおさら憧れの気持ちは捨て、自分の頭で考え行動したいですよね!
遠回りしたっていいじゃん!
もしかしたら、憧れの人や尊敬する人のやり方をそのまま行った方が早いかもしれません。
自分の頭で考えて進むということは、当然のように失敗も多いハズ。
遠回りになってしまう可能性が高いですよね。
でも、思うんです。
遠回りして何がいけないの!?と
とことん迷って、遠回りしたっていいじゃないですか。
そのための時間はきっとあると思います。
自分の人生なんですから、自分の物差しで生きましょうよ
さきほど触れたように、憧れの人には絶対なれません。
そのことで不幸を感じるのは馬鹿らしいじゃないですか。
自分は自分の物差しで生きないともったいないですよ。
誰かを追いかけるのは今すぐやめて、自分の人生を歩みたいですね。
「どこに憧れたのか」を分析して取り入れるのは効果的かなと
憧れの人にはなれませんが、自分の人生をより充実させるために分析するのは効果的だと思うんですよね。
「自分はこの人のどこに憧れたのか」を冷静に考えてみると、色々と発見があるかなと。
憧れの気持ちの「本質」を捉え、自分の人生に置き換えるとやるべきことが見つかるはず。
【他人事】結局最後は頑固者かナルシストが幸せになれるのかも
現実、自分の軸をしっかり持って生きるのって難しいです。
ほとんどのことは他人事で、無視する力が大事なのかなと。
そう考えると、
- 頑固者
- 自分大好きな人
が結局最後は幸せになれるのかもしれませんね。
ネガティブに語られる事が多い上記2つですが、実は最も幸せに近いと思います。
私はまだまだその境地には辿り着けません
物凄いスピードで移り変わる時代を楽しく生きましょう
冒頭で触れたように、何が起こるか分からない時代。
物事の価値観が物凄いスピードで変化していきます。
その中で生まれるものもあれば、消えるものもある。
要するに、昔に抱いた憧れや「夢」に縛られ止まっていては不幸になると思ったんです。
今まで、曲がりなりにも夢を追いかけてきました。
最近、色々考えたんですわ。
「結局は今が大事」「自分の人生を自分らしく生きるのが一番幸せだな」と。
もちろん目標や夢はありますが、アップデートが大切っすね。
偉そうに綴りましたが、こんなのは私のブログ。
日誌みたいなもんですから、とりあえず記録しておきます。
時間が経ったら、また考え方が変わるかもしれません(笑)
【プチあとがき】憧れを手放すには「捨て本」がおすすめかなと
「憧れや尊敬を捨てるにはどうすればいいですか?」
こんなこと周りに聞いても、「え?…うーんまぁ…」と返事に困らせてしまうのが目に見えます。
となるとやはり「本を読む」が大事かなと思うのですが。
そうですね、物と言うより「考え」「精神的なもの」を手放すわけなので、おすすめは堀江貴文さんの「捨て本」です。
数年前に長野駅の本屋で何気なく手にとって、読んだ瞬間から衝撃でした。
いらない常識や当たり前の捨て方が堀江節で解説されていますが、本書の中に、過去の憧れや尊敬を手放すヒントが満載です。
今の時代を幸せに生きるヒントが詰まっているので、是非目を通してみて下さい。
こちらも併せて読んで頂けたら嬉しいです!
【追記】堀江貴文さんの「捨て本」は仕事・人間関係・過去から楽になるヒントが満載